名前で絞り込みアプローチする方法
今回は名前で絞り込みアプローチをかける方法についてお話ししていきたいと思います。
前回、人は自分に関係があること、認識があることにと興味を持つとお話ししましたが、名前を呼ばれることは強く自己を認識し関係性を感じるものです。
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<人は特別扱いされることに弱い>
人には劣等感を抱くことに恐怖したり、自尊心を傷つけられるのを恐れる気持ちがあります。
・劣っている部分は隠したい、消し去りたい
・もっと平等に扱って欲しい
人は自尊心を傷つけられることから自分を守るために「特別感」を求めるようになります。
・こんなことをやっているのは自分だけだ
・私だけが特別な存在である
・自分の名前は他にはない名前だ
こういった人の持つ特別意識を喚起するのに「○○さんだけです」といったピンポイントのアプローチが有効になります。
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<名前から発展させたアプローチ法>
どのように名前を使い、アプローチをしていくかを見てみましょう。
(美容院やサロンの例)
こんにちは、店長の田中です。
今月は私、田中の誕生日月なのです。そこで私の名前にちなんで「田」もしくは「中」が付くお客様には特別に当店のメニューを10%オフでご提供させて頂きます!
田中さんはもちろん、田辺さん、中田さんなど「田」と「中」の文字が付くお客様、是非ご来店をお待ちしております!
お客様のリストから「田」「中」の付く人をリストアップし、ダイレクトメールなどを発送します。
(居酒屋などの飲食店の例)
店名:居酒屋ササキ
当店居酒屋ササキでは、店名と同じ「佐々木様」にはお会計から常時5%値引きをさせて頂いております。ご同伴者様がいらっしゃる場合は、お会計をおまとめしてお値引き適用させて頂きます。
身分証明書、お名刺などお名前が確認できるものをご提示下さいませ。
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<まとめ>
ピンポイントに名前で呼ばれたり、関係性を見出したお客様は「あ、自分のことだ!」と反応します。
名前で絞り込んでアプローチすることでお客様にダイレクトに響きやすくなります。様々なアイデアを考えて販促に取り入れて行きましょう。