サロンのマーケティング

美容室・サロン経営で役立つマーケティング理論②「コンセプトは日々進化している」

美容室・サロン経営で役立つマーケティング理論②「コンセプトは日々進化している」

マーケティングコンセプト=基本的な考え方

近年でのコンセプトはこちら(↓)をさします。

「お客様が求めている製品をスタート地点として
 マーケティングの技術を統合し
 顧客満足を通して適正な利益を得る」

マーケティングってナニ?
でもお話したようにコンセプトも日々変化をしています。

今回はその歴史を簡単に紹介し
「あなたのお店のこれからのコンセプト」
のヒントにしていただけばと思います。

——–

歴史①
作れば売れる!という考え方(生産志向)

→いかに効率的に生産するか?を重視する時代。

——–

歴史②
良い物を作れば売れる!という考え方(製品志向)

→ニーズがないのに必要以上の多機能を付けてしまうなど
 企業側の自己満足の製品を生まれやすい時代。
 ※マーケティングマイオピアとも言います。

——–

歴史③
頑張って宣伝すれば売れる!という考え方(販売志向)

→お客様は二の次となる猛烈な売り込みや広告宣伝が
 行われた時代。

——–

歴史④
お客様目線のマーケティングが重要!という考え方(マーケティング志向)

→現在はここです。
 物が溢れている時代なので顧客満足の獲得が重要と
 なってきています。

——–

歴史⑤
生活者・社会の長期的な利益が重要!という考え方(社会志向)

→これからの時代は利益だけでなく社会的責任も考慮し
 病院などの非営利団体でも活用してもらえるような
 マーケティング手法を考え、世間に広げていく活動が
 大切になります。(ソーシャル・マーケティング)

→さらに環境保護につとめ、地球の生態系も考慮した
 マーケティング活動(エコロジカル・マーケティング)

→もう一歩進んで、社会貢献活動(寄付など)も考慮した
 マーケティング活動が今後主流になると言われています。
 (コーズ・リレイテッド・マーケティング)

——–

いかがでしたでしょうか?

①~③の時代はお客様のニーズを重視しない企業側の発想で
製品を開発・生産しようという志向でした。
これをプロダクトアウトと呼び「物がない時代」に通用する
考え方です。
※物がない=需要が供給を上回っている状態

④~⑤のこれからの時代は、何が求められているのか調べ
把握した後に開発するお客様目線の志向です。
これからは社会的にも有益な製品が求められるので
そのコンセプトを視野に入れた販売とマーケティングの
活動を行うことが成功のカギとなりそうです。

※備考(販売コンセプト)
 目的は売上高に基ずく利益であり、そのための販売やPRを行う。

※備考(マーケティングコンセプト)
 目的は顧客満足に基づく利益であり、そのための統合型
 マーケティングを行う。

アクティブメディアでは
あなたのお店に役立つマーケティング活動の情報を
今後も配信していきます!

次回もお楽しみ♪

最後までお読みいただきありがとうございました。

▼提供システム▼