※2017年9月に追記しました。
これまで私たちは2200以上の美容院・サロンの集客のお悩みを解決するサポートをしてきた業界ナンバー1の実績を持っています。
サポートをする中で、繁盛している美容院・サロンには決まった成功パターンがあることが分かりました。
その成功パターンとはリピート率が高いということです。
リピート率が高いということは、当然常連客、いわゆるVIP客も多くいらっしゃり、
VIP客が来なくなってしまう、すなわち離反率も非常に低くなっています。
VIP客とは最もリピートしてくれるお客様であり、最も売上に貢献してくれる(たくさんお金を使ってくれる)お客様です。
こちらのVIP客を増やすという事は、利益の増加とイコールです。
美容院・サロンの場合、そのVIP客の構成比はお客様全体の10~20%ほどの少数です。
しかし、利益の貢献率は60~80%と利益全体の大半を占めているため、VIP客一人を失うことは美容院・サロンにとって大ダメージになります。
まれに、美容院・サロンオーナーで
「常連様は何もしなくても来店してくれているから、とりあえず新規集客に力を入れたいんだよね。」
とおっしゃる方がいらっしゃいます。
しかし、「常連客(VIP)は黙っていても来店してくれる」というのは間違いです。
黙っていては、常連客も黙って去っていきます。
1.VIP客を増やして利益を上げるには
2.美容院・サロン業界が大きく変化している!加速する〇〇
3.マクドナルドに学ぶ顧客データ活用
4.AI(人工知能ロボット)による顧客データ活用事例
5.美容院・サロンのVIP客増加の第一歩!顧客データ活用の方法とは
6.顧客データ収集の成功事例
7-1.VIP客向けのすごい集客ノウハウ
7-2-1.VIP客は特別扱いで心をつかむ
7-2-2.お客様に特別感を与えるDMの書き方とは
7-3.自己紹介をしてVIP客と絆を深める
7-4.手書きポップでVIP客と絆を深める
7-5.美容院・サロンのポリシーを伝えてVIP客と絆を深める
7-6.名前を呼んでVIP客と絆を深める
7-7.おもてなしでVIP客と絆を深める
8.無料Webセミナーでさらに詳しいノウハウを公開中
1.VIP客を増やして利益を上げるには
VIP客を増やして維持するためには『顧客維持マーケティング』が大切になります。
こちらはいわゆる『集客マーケティング』とは方法が大きく異なります。
VIP客はあなたのサロンの価格や価値に、ほぼ満足しているため必要以上に値引きをしなくても良いのです。
VIP客はもっと別なことを、あなたのサロンに求めているのです。
あなたにとってのVIP客はどんな人なのかを知り、何を求めているのかを理解し、それを提供する。
その方法を紹介します。
顧客維持マーケティングで得られる結果として、何よりも大事なことは、『儲かること』ではなく、『あなたの仕事が楽しくなる』ということです。
あなたの『楽しい』というプラスの気持ちがお客様にも必ず伝わり、お客様も『楽しく』なり…
という最高のスパイラルを作ることができます。
インターネットの普及によって情報があふれ、新規客の獲得が難しくなってきている今こそ、VIP客作りに情熱を注いで、あなたとお客様との間に世間の変化などでは動じない強い絆を作りましょう。
この記事の内容に加えて、VIP客を増やす方法を公開している無料Webセミナーを開催します。
2.美容院・サロン業界が大きく変化している!加速する〇〇
結論から言ってしまいますが、
今、美容院・サロン業界では顧客データ活用が加速しています。
これからは、集客には「顧客データ分析」が重要になる時代です。
その理由を2つご紹介します。
まず1つ目は「インターネットが普及して情報収集がしやすくなった」からであると言えます。
インターネットという膨大な情報網を生み出し、さらに「検索する」技術を手に入れたことで、あらゆる人間の知識を手軽に共有できるようになりました。
つまり自分が知りたい情報のほとんどを、短時間で調べられるようになったのです。
そして2つ目はスマートフォンの普及があります。
他の人と共有して使用する可能性のあるパソコンと比べて、スマートフォンは他人と共有することはまずありません。
つまりスマートフォンは「個人を特定できる端末」なのです。
そしてスマートフォンは携帯するものです。
つまり「いつでもインターネットに接続」できます。
さらにGPS機能を組み込むことで「現在位置」も把握できるようになりました。
多くの企業は自社サイトを利用した消費者が
「いつ」「どこで」「誰が」利用したのか知ることができます。
企業はこのデータを利用し、消費者が求めていそうな情報をインターネットを通じて伝えることができます。
その結果、消費者は自分の好みのものを、より見つけやすくなりました。
例えば、スマホでインターネットをしている時に表示されるバナー広告が分かりやすいと思います。
バナー広告は「適当に」「何となく」あなたに広告を出しているわけではありません。
あなたが「どこにいる」「どんな人で」「どんな情報に関心があるのか」ある程度、把握した状態で広告を出しています。
インターネットを利用する上で、あなたに無関係な情報が出てくるのは不便ですよね。
インターネットがあなたにとってより便利になるように、あなたのことをしっかり知って、理解して、喜ばれるような情報を出すようになっているのです。
ということで、消費者にとっては情報が集めやすいのが当たり前、便利であるのが当たり前、という時代になっています。
その結果として、もちろん美容院・サロンと消費者の関りも変化しました。
これまで美容院・サロンは消費者に対して、駅に大きな看板を出したり、雑誌や新聞に掲載したり、チラシをたくさん配ったりなど不特定多数に対するアプローチをしてきました。
1対多のいわゆるマス広告が主流。
しかし、今は消費者がどんな人か知って、理解した上で最適なアプローチをすることが重要となりました。
これは1対1のコミュニケーションを重視するマーケティングの理想形と言えます。
多くの企業がこの理想形に近づけるために行っている方法が顧客のセグメント化しています。
セグメント化とは簡単に言うと、自社に関わる全てのお客様の情報を集めて、ある一定の条件で絞り込んで、いくつかのグループに分けて管理することを指します。
こうすることのメリットは、各グループの特性がより理解しやすくなり、そのグループが喜ぶようなアプローチをすることが可能になる点です。
顧客をセグメント化してアプローチすると、「企業からの宣伝」が、「消費者にとっても喜ばしい情報」となりやすく、「その企業に対して消費者は良いイメージを持ち」来店に繋がりやすくなります。
3.マクドナルドに学ぶ顧客データ活用
それでは、顧客データ分析のメジャーな成功事例をご紹介します。
一つ目が日本マクドナルドが運営するマクドナルドのクーポンアプリです。
店頭でスタッフにスマホを見せる「見せるクーポン」や、おサイフケータイを利用した「かざすクーポン」などで話題を集めました。
これまで2,500万件以上ダウンロードされ、モバイルクーポンのパイオニアと呼ばれています。
「一人ひとりに異なる値引きを…」をテーマに、
「どのお客様が」「その店舗で」「どんなクーポンを使ったか?」などのデータを集めて分析して、
その顧客が好みそうなクーポンや宣伝を配信するという運用で、
国内モバイルサイトの事業貢献度ランキングではトップに選ばれるなど大成功を収めました。
4.AI(人工知能ロボット)による顧客データ活用事例
2つ目が、アメリカのランジェリーブランド「コサベラ」です。
この企業は元々インターネット広告をメインに運用していました。
あなたのサロンでもインターネット広告を運用したことがあるかもしれませんが、インターネット広告は「どのような広告が」「どんな人に」「どれくらいクリックされたか?」などの行動データを分析して、最適な広告を出すことが運用成功のカギです。
そのデータ分析は非常に専門的で、複雑で難しいので、たくさんのインターネット広告代理店が代行しています。
「コサベラ」では2016年10月からインターネット広告の運用を代理店に任せるのをやめて、
データを基に自ら学習して最大効率を追求するAI、人工知能「アルバート」を導入し、
Facebook広告の運用を任せ始めました。
すると3ヶ月後には費用対効果が3倍になり、すなわち一人が購入するまでにかけていた広告コストが1/3に削減できたということと、
顧客の基盤が30%拡大したという発表がありました。
たった3ヶ月でこの効果は大きいですよね。
まさに「人工知能、恐るべし!」という感じで、今後も世間の注目を集めそうです。
良かったらあなたもコサベラのホームページをご覧になってみていただければと思います。
というわけでメジャーな事例を2つご紹介しました。
顧客データ分析がいかに重要になってきているかお分かりいただけたんじゃないかと思います。
5.美容院・サロンのVIP客増加の第一歩!顧客データ活用の方法とは
さて、顧客データを分析するためには、顧客の会員化が必須となってきます。
「どのお客様が」
「いつ来店して」
「どんなメニューで」
「いくら使ったか?」
というデータを集めておく必要があります。
そして、そのデータに合わせた内容のアプローチをメールなどで行っていき
その結果、どのようなお客様が、どのようなアプローチに反応してくれたのか?を分析して、
さらに良いアプローチができるように顧客データを改善していきます。
その大切な最初の一歩となる会員化。
美容院・サロンで、効果的にお客様に会員になっていただけるノウハウを事例を交えてご紹介します。
お客様に対してただ「会員になってくださいね。」とお願いするだけでは効果が薄くなってしまいもったいです。
お客様にとって「会員になる」ということは「自分の個人情報を登録する」ということですから、「このサロンの会員になることに、それほどの価値があるか?」を示すことが重要となります。
その価値を示すには「会員になってくださったお客様に対して、どのようなサービスを提供し続けるか?」を示すのが効果的です。
6.顧客データ収集の成功事例
スムーズに会員化できる一例として私たちが提供している、美容院・サロン専用リピーター増客システム「サニポビューティー」の仕組みをご紹介します。
まず「サニポビューティー」では、弊社が提供するシステムは、ご来店頂いたお客様に対し「あなたのスマホにお得なポイントが貯まり、クーポンなどが届きます。」という価値を示し会員化します。
お会計ごとにお客様にポイントを差し上げるので
「どのお客様が」
「いつ来店して」
「いくら使ったか?」
のデータが自動的に残っていきます。
そうして集まったお客様の個人情報や来店・購買などのデータを分析し、最適な内容とタイミングで、再来店を促すメールを配信しリピーターを増やします。
そしてそのメールに対する反応を分析し、さらに良いアプローチができるように顧客データを改善していきます。
こうしたツールを現在2,200以上の店舗への導入した実績があり、分析サポートを行っております。
できれば「サニポビューティー」のようなツールがあった方が効果的ですが、私たちが開催する無料Webセミナーでは、こういったツールがなくても出来るデータ分析の方法や、これまで分析データを研究した結果から見えてきた、VIP客を増やすためのテクニックを公開していきます。
是非ご参加ください。
7-1.VIP客向けのすごい集客ノウハウ
これまで継続的に通って頂いていたVIPのお客様が急に来なくなってしまった、来店頻度が落ちているといったことは美容院・サロンを経営しているとどうしても起こってしまうものです。
VIPのお客様を失うことは美容院・サロンにとっても大きな痛手となってしまいます。
前半でも紹介しましたが、美容院やサロンのVIP客は顧客全体の10?20%を占めており、売上の約70?80%はVIPのお客様によるものです。
これは一般的には「パレートの法則」といい、「8:2の法則」とも呼ばれ顧客全体の約2割が売上の約8割を占めていると言われるものです。
このことからもVIPのお客様を離反させないことが店舗運営を安定的に行っていく秘訣とも言えるのです。
離反の原因としては周囲に競合が増えた、引っ越しによる離反などの外的要因、店舗サービスの質の低下や飽きといった内的要因など理由は様々です。
外的要因による離反は仕方がない部分もありますが、内的要因に関しては改善により離反を防ぐことが出来ます。
今回は具体的なノウハウを紹介してきます。
7-2-1.VIP客は特別扱いで心をつかむ
VIPのお客様はすでにお店の価格や価値にほぼ満足している場合がほとんどです。
何かしら満足があるからこ何度もリピートしVIPになっているわけです。
ですので必要以上に安売りする必要はありません。
VIPのお客様が望んでいること。
それは「自分のことを考えてくれている」という特別扱いを望んでいるのです。
例えば、DMを送る際にも手書きで送る場合とパソコンなどで印刷して送る場合とがありますが、VIPのお客様にだけ向けた手書きのDMのほうが特別感が出やすいものです。
手書きの年賀状をもらうのとパソコンで印刷されたものをもらったのでは感じ方が違う経験をしたことはあるかと思います。
手書きの年賀状をもらったほうが嬉しく感じたのではないでしょうか?
手書きには手間暇がかかる反面書いた人の気持が文字に表れます。
こういった一手間が人の心を動かすものです。
DM一つとっても手書きでその人だけに送っているという演出をすることが特別感を生み出します。
DM以外には店舗でのサービスも一般のお客様には行っていない待遇をすることが特別感を与えることにもなります。
・VIPのお客様専用のプライベートルームでくつろいでもらう
・VIP専用のポイントカード
一般のお客様とは違う「あなただけ」という特別扱いがVIPのお客様の心をつかむコツなのです。
7-2-2.お客様に特別感を与えるDMの書き方とは
VIPのお客様に特別感を感じてもらうDMの書き方のポイントについて紹介していきます。
折角DMを書いたけれど反応が薄いといった悩みは販促を行っていく上でありがちなことです。
その原因の一つとしてお客様に対して特別感を感じないということが挙げられます。
◆その人に向けたDMを作る
VIPのお客様の心をつかむDMを書くにはその人に向けた文章であるかどうかが大切です。
VIPのお客様が自分のことだと感じるような文章を書くことで、自分を特別扱いしてくれていると感じるようになります。
◆特別感を演出する3つのポイント
特別のあるDMの書き方の3つのポイントをご紹介します。
①手書きで書く
②相手の特徴を盛り込む
③イメージが出来るように書く
順番に見ていきましょう。
①手書きで書く
パソコンなどで印刷されたチラシやDMは派手な売り込みはされても味気がなく温かみも感じません。
一方、手書きでその人に向けたDMを書くことで「わざわざ自分の為に労力を使って手書きで書いてくれた」という気持ちにします。
実際に労力を使っていることは事実であり、一般的にありがちなDMではないという差別化になります。
②相手の特徴を盛り込む
人は自分を理解してほしいと思っています。相手の特徴を盛り込むことで、
「自分のことを理解してくれている」
という印象を与え、特別感を出すことにも効果的です。
(美容院やサロンでの例)
"この間来られた時の桜模様のネイル、可愛かったですね!ネイルを変えたい時にはいつでもご相談くださいね!違ったアレンジもご紹介できますので!"
本人だけ、一部の人しか知らないような話題を盛り込むことも、自分のことを理解してくれていると感じさせることに効果あります。
③イメージが出来るように書く
DMを送っても内容が抽象的でイメージできないようなことは自分に関係ないなと思われる原因になってしまいます。
DMを読んだ時にVIPのお客様が自分にも当てはまるなとイメージができることが重要です。
(良くない例)
髪が傷んでいたのを修復します。
(良い例)
髪に枝毛ができたり、水分の抜けたパサパサ髪を補修します。
このように具体的にイメージさせることができれば反応も上がりやすくなります。
3つのポイントをおさえることでVIPのお客様に特別感を与えるDMを書くことができます。
ただ見てもらうだけではなく「自分のために送ってくれたのだな」と思われるようなDMを作成していきましょう。
7-3.自己紹介をしてVIP客と絆を深める
VIPのお客様との関係を保っていく上で重要なのは信頼関係を深めることに尽きると言っても過言ではありません。
店舗への信頼がなければVIP客といえどもいずれは離反してしまうことでしょう。
信頼関係を気づくのは時間がかかりますが、失うのは一瞬です。
忙しさのあまりに気にかけずとった行動がVIP客にとっては不快な思いだったということはありがちなことです。
些細な事が信頼を生み、逆に信頼を失ってしまうこともあるのです。
◆信頼関係は自己開示から
信頼関係はコツコツと小さなことの積み重ねで築いていくしかありません。
信頼を得る上で効果的なのは自己開示をすることです。
店舗の情報を最大限相手に与えることで相手から信用を得やすくなります。
そこで効果的なのは「手作りの店舗通信」です。
店舗についての情報を発信し、来店時には伝えきれない特別な情報などを盛り込むことで信頼性と親近感を持ってもらいやすくなります。
◆自己開示に効果的な4つのポイント
お店通信には以下の4つのポイントを盛り込むことが効果的です。
①店舗からのメッセージ
②スタッフ紹介
③商品の選び方、使い方など
④地域情報
順番に見ていきましょう。
①店舗からのメッセージ
社長、店長など店舗の代表者のメッセージはその店舗のトップという権威性もあり説得力を強めます。
通常のスタッフやアルバイトでも無いよりかは良いですがどことなく説得性に欠けます。
内容としては極力専門的なことは避けましょう。
「最近の出来事について」「失敗談」「うれしかったこと」など、身近なことやプライベートな情報を盛り込むことで親近感を持ってもらいやすくなります。
②スタッフ紹介
美容院やサロンでは担当者以外のスタッフはどうしても接点が少なくなってしまうものです。
スタッフの紹介を入れることでこんな人もいるのだなと、次回訪れた際にも気付きやすくなります
スタッフの好きなモノやハマっていること、趣味などプライベートなことを書くことでより親近感を演出できます。
③商品の選び方、使い方など
商品の選び方や使い方を紹介することでプロとしての専門性を感じさせることができます。
またリピートしているVIP客とはいえ、商品の細かい使い方や選び方などはよくわからないものです。
おすすめの使い方など、少しマニアックな使い方を知ることで得をした気持ちにもなります。
④地域情報
地域性を強調することも信頼を得ることに繋がります。自分の店舗の地域情報を紹介することは、その地域を好きになってもらいやすくなります。
そうすることで、その地域を訪れたくなる理由が1つ増えます。その地域で行きたい場所がある、そのついでに店舗にもよれるという相乗効果が狙えます。
また同じ地域の人にはちょっとした地元情報誌にもなり読みものとしても面白いものです。
このように少しの情報提供や気遣いが信頼関係を深めることに結びつきます。
ご紹介してきた4つのポイントを踏まえてVIP客への自己開示を行って信頼構築を行っていきましょう。
7-4.手書きポップでVIP客と絆を深める
最近は多くの店舗でもポップを作っているのを見かけます。
ポップは何となく目立てば良いのでは?と思われがちですが以外と重要な役割を担っているのです。
◆ポップの本当の役割とは
ポップは「商品の魅力を的確に伝える」という重要な役割を担っています。
VIP客は新商品には関心を持つことが多いです。わかりやすいポップが一つあることで気をひき、さらに一歩踏み込んだ提案が出来るきっかけにもなります。
たくさんある特徴やメリットの中から厳選して端的に伝え、購買意欲を促進させる必要があります。
ポップの良い所は店員が執拗に押し売りをしなくともその魅力を伝えることが出来ることです。
そしてお客様も商品の魅力を理解しやすく、自分で購入するかしないかの選択ができることで心理的な負担が少ないことがメリットです。
◆効果的なポップ作成のコツ
手書きであることが信頼性や親近感を持たせるとお話してきました。
ポップについても手書きで作ることで手作り感も出て信頼性を高めることに繋がります。
そして何をアピールしたいかを明確にします。
「値段なのか」
「成分や素材なのか」
「使用感なのか」
それによって打ち出す内容が変わってきます。
強調したいことは大きく色を変えたり目立つように書くのが効果的です。
アピールしたいことが決まったら具体性があり、イメージが湧くような書き方で作成していきます。
お客様は使うことでどうなるかに関心があるのでぱっと見てその商品を使うことでどうなるかがイメージ出来なければ良いポップとはいえません。
(美容院での例)
"天然の○○成分が、髪の内部に浸透して潤いを与え、○○成分が傷んだキューティクルを整えして艷やとコシのある健康な髪へと修復します"
成分名、その成分がどのような作用を及ぼし、何がどうなるのかを具体的に打ち出すことで信頼性のあるポップを作ること出来ます。
信頼性を演出できるポップの作り方について紹介しました。
ポップは商品の特徴やメリットを要約したものです。
メリットや効果ををポップでわかりやすく伝え、お客様の購買意欲を効果的に促進していきましょう。
7-5.美容院・サロンのポリシーを伝えてVIP客と絆を深める
お客様と信頼関係を築き末永い付き合いをしていく上で重要なことには、企業ポリシーを明確に打ち出し、共感してもらうことが挙げられます。
自社がどのような理念で商売を行っているのか、どのような思いがあって商品やサービスを作り出したのかなどの思いを明確にすることが信頼性を高めることに繋がります。
◆企業ポリシーの意味する所とは?
企業ポリシーというのは
「会社が存在する目的」
「意義」
「どのような価値観を持っているのか」
などを明確にしたものです。
企業ポリシーを明確にすることは、あなたの美容院・サロンは何をしたいのか、どのような考え方で自分たちにサービスを行っているのか、そもそも信用してもよい店舗なのかなど、お客様の不安を払拭することにも繋がります。
◆企業ポリシーの効果的な提示のしかた
企業ポリシーに共感してくれ、継続的にリピートしてくれたお客様が次第にVIP客へとランクアップしていきます。
共感してもらうためにはお客様にとってメリットのあるもの、社会にとって意義のあるポリシーを打ち出すことが前提条件になります。
企業ポリシーを提示する際には以下のことを意識するとことで、より信頼性を高めることができます。
①会社のビジョン、方向性はわかりやすく提示する
②代表者の顔出しで理念を語る
③企業の設立秘話を盛り込む
(美容院やサロンでの例)
①当店は日本人のもつ美しさを追求し、世界に向けて日本の美を発信することをミッションとします。
②近年では動画でのインタビュー形式で企業理念を提示することが増えています。顔出し、実際の肉声を入れて理念を語ることで信頼性、親近感が高まります
③小さいころに見た、浴衣姿の黒髪女性の美しさが強く印象的に残っています。将来は日本人の持ち味を生かしてより美しくするお手伝いがしたいと思い、この会社を立ち上げました。
難しい用語などは使わず、できるだけわかりやすい言葉で表現するとお客様にも思いが伝わりやすくなります。
今いるVIP客に限らず、これからVIP客となっていくお客様にこそ企業のポリシーに共感してもらうことが信頼関係を構築する上では大切です。
企業ポリシーを明確にして信頼性を高め、お客様と末永い関係性を構築していきましょう。
7-6.名前を呼んでVIP客と絆を深める
リピーターのお客様がVIP客となっていくには店舗が自己開示をし、ポリシーに共感してもらうことが大切であるとお伝えしてきました。
今回は「共通点」を利用してお客様に親近感を持ってもらう方法をご紹介していきます。
◆人は自分に関係があることに反応する
人とは自分に関係のあることに感心を持ちます。
物を買うとき、何かに注目するときなど行動の決定要因は、「自分に関係がある」からなのです。
逆に関係の無いものには見向きもしませんし、目に付いても関係がないと思い、そこから離反してしまいます。
美容院・サロンを経営していく上でも、お客様とどれだけの共通点を持つことが出来るかがVIP客となってもらうための大切なポイントです。
◆人は共通点を見出すと親近感が湧く
親近感を高める方法として最も手軽で取り組みやすいのが「共通点」を利用することです。
人は自分と同じ共通点を持つ人に対しては親近感を覚える習性があります。
共通点には様々なことが考えられますが内容は何でも良いでしょう。
普段の会話の中からそれとなく聞き出すことはそう難しいことではありません。
お客様とスタッフ(または店舗)との共通点を見出すことで、より親近感のある店舗であると感じてもらいやすくなります。
・名字や名前が同じだった
・同じ出身地だった
・趣味が同じだった
・年齢が同じだった
・学校が同じだった
・好きな食べ物が同じだった
・同じ誕生日だった
まだ来店数の少ないお客様の場合、自分から趣味や好きなことを色々と話してくれるお客様、なかなか話しだしてくれないお客様もいるかと思います。
そういった時はこちらから軽く話題を振ってみたりメニューや商品を切り口にして話題を作っても良いでしょう。
このようにして共通点を見つけ、会話の切り口にすることで親近感を持ってもらいやすくなります。
VIP客も含め、コミュニケーションの回数を増やすことで信頼性も深まっていきます。
何気ない会話の中からもお客様との共通点を発見できるように意識をしていきしょう。
7-7.おもてなしでVIP客と絆を深める
リピート客からVIP客になってもらうにはもう一度行きたくなるような店舗作りが重要になってきます。
◆ホスピタリティの精神とは
もう一度行きたくなる、リピートしたくなる店舗にはホスピタリティがあることが挙げられます。
ホスピタリティとは「おもてなし」とも言い、日本人には古来より「おもてなしをする」という心があります。
日本人にはお客様に対して喜びや感動を与え、その喜びは自分たちにとっても嬉しいことであるというのがホスピタリティ=おもてなしの心です。
◆きめ細かいサービスがお客様を感動させる
日本人が得意とするサービスのきめ細かさ、丁寧さ、品質へのこだわりなどはまさにおもてなし精神からくるものと言えます。
良い商品、良いサービスを提供することでお客様に尽くし、お客様が喜び、感動することで自分たちにとっても喜びとなる。
◆メジャーな事例
「喜びを共有する」という考え方がホスピタリティ=おもてなしの原点でもあります。
中でもリッツカールトンはホスピタリティを重要とすることで有名です。
「ある日、宿泊客がビーチでプロポーズしたいからビーチチェアを用意して欲しいと係に頼みました。その係はビーチチェアだけでなく、テーブルにテーブルクロスを引き、花とシャンパンを用意し、その脇に砂の汚れを落とすためにタオルを置いておきました」
リッツカールトンではホスピタリティを大切にしているからこそ、通常では考えられないようなサービスを行うことができるのです。
◆美容サロンの事例
こちら(↓)の動画のように、VIPのお客様がお誕生日をお祝いするメッセージボードを飾って驚きと感動を生み出します。
このように、お客様が「そんなことまでしてくれるの?」と思うようなサービスをすることが強い信頼性を生むことに繋がります。
ホスピタリティを大切にした接客、サービスはVIP客にとってもう一度行きたいと思わせるきっかけになります。
日本人の持つおもてなしの心を生かし、何度もリピートしてもらえるサロンにしていきましょう。
8.無料Webセミナーでさらに詳しいノウハウを公開中
美容院・サロンの利益率に多大な影響を与えるVIP客。
その増やし方について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
もっと、詳しくVIP客を集める方法について知りたい!
実際の事例やデータを知りたい!
VIP客の本音を知りたい!
という方は無料Webセミナーにご参加ください。
Webセミナーでしか公開しない極秘ノウハウをたくさん紹介します。
あなたのご参加をお待ちしております!
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。