近年はスマートフォンの普及に伴いLINEをやFacebookといったSNSアプリなどを使用して連絡を取り合うことが増えてきました。
SNSを活用した連絡方法は電子メールに比べてとても効率が良い場合もあり、プライベートやビジネスシーンでも積極的に活用されています。
美容業界、飲食業界など多くの企業でも社内間でのコミュニケーションツールとしてSNSを導入することで素早い伝達が可能になっている場合もあります。
一方、SNSの利便性に押され携帯メールを始めとした電子メールの利用数は年々減ってきています。
しかし携帯メールを販促に活用することはメリットが多く、効果が高い場合もあります。
今回は携帯メールを販促に活用するメリットについてご紹介していきます。
スマートフォンの普及率は6割超え
SNSを連絡手段として利用するケースが増えた背景としてはやはりスマートフォンの急激な普及にあります。
PCよりも手軽で常時携帯でき、フィーチャーフォンよりも便利であることからも利用しやすいことが挙げられます。
スマートフォンの利用率を調査した結果によれば26年度全年代合計でスマートフォンが62.3%、フィーチャーフォンが42.2%となっています。
20代では94.1%、30代では82.2%とほとんどの人がスマートフォンを利用していることがわかります。
(引用元)
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20150521_703111.html
SNSの利用状況
SNSは様々な媒体が存在しますが代表的なのがLINE、Facebook、Twitterです。
総務省が発表した26年度のデータによるとそれぞれの利用数は以下のようになります。
LINE(37.5%)
Facebook(35.3%)
Twitter(31.0%)
(引用元)
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h27/html/nc242220.html
SNSは失礼な連絡方法の代名詞!?
スマートフォンの普及に伴いSNSでコミュニケーションをとる機会は増えています。
しかし、手軽に連絡がとれることからもプライベート感が出てしまう場合もあり、ビジネスシーンで利用するには注意をする必要がありそうです。
ビジネスメール実態調査2015によれば失礼だと思う連絡手段として
「LINE」(50.87%)
「Twitter」(41.73%)
「Facebook」(35.00%)
という結果になっています。
(引用元)
https://businessmail.or.jp/archives/2015/07/01/4002
コミュニケーションツールとして優れている反面、
送信ミス、意図が伝わりにくいなどといった伝達に関するミスが多いことがあり利用にはシーンを選ぶことも考慮すべきといえます。
携帯メールの利用状況
一方、携帯メールの利用状況についてはどうでしょうか?
(引用元)
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h26/html/nc141120.html
26年の総務省のデータによるとPCのプロバイダーメールに比べると利用数が多いことがわかります。
携帯はいつも持ち歩くことからも常に通知を確認できるものでもあります。
さらに年齢や性別を限定しない媒体としてダイレクトに告知が可能であることがPCメールよりも利用数が多い理由でもあります。
携帯メールのメリットとは?
では手軽にコミュニケーションが図れるSNSに比べて携帯メールにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
・コストがかからない
・誰でも持っている
・即時性
・開封率が高い
・同時にたくさんの人に送ることができる
などといったことが挙げられます。
・コストがかからない
利用料は月額の定額制、メールは何回送っても基本無料。
DMやハガキはコストや手間もかかり、気軽には送れない。
結果、お客様との接触頻度が低下してしまう。
・誰でも持っている
今や携帯電話は年配の方にもかなり普及しており、持っていない人はほぼ皆無。
多くの人にアクセスできる媒体。
・即時性
携帯の場合常に手元にあるのでメールを送ればすぐに届く。
PC メールだと何日も見ない人も多いが、携帯はほとんどの場合すぐに見てもらえる。
・開封率が高い
自分が知っている店舗からのメールだと開封される確立が高い。
また専門性が高く、信頼性のあるメールは特に開封率も高くなる。
・同時にたくさんの人に送ることができる
送信先は無限に広げることができ、1通を書く労力で何万人にも同時に情報伝達ができる。
全体的にはメール利用者が多い
SNSが普及し連絡手段がスムーズになっていることからメールからSNSへシフトしている傾向にはあります。
しかしデータにあるように全体的なメールの利用者数はSNSより多く、シーン毎に両方を使い分けている場合もあります。
とくに10代、20代の若い世代では積極的な情報収集はSNSを活用し、直接携帯にメールが飛んでくればそれも情報として確認がしやすいという場合もあります。
これらのことからも携帯メールを活用した販促は直接的なアプローチ力が高く、販促効果が高い方法と言えるでしょう。