幕張メッセで1/24~26までの3日間に行われている大イベント
第1回 国際 ヘルス&ビューティ グッズEXPO
第6回 国際 化粧品展 – COSME TOKYO 2018
第8回 化粧品開発展 -COSME Tech 2018
第1回 国際 健康食品・美容食品 EXPO(インナービューティ EXPO)
※上記は全て同時開催です。
に行ってきました!
この記事では、化粧品展2018に参加してきたレポや、そこから読み解くトレンドや今後の予測などお伝えします。
※その他のイベントはこちらの記事でご覧ください。
>美容室・サロンのイベント・展示会・見本市14選【2018年・東京で開催】
◆化粧品展2018の特徴・参加のメリットは? 1)OEMとは? 2)OEMのメリットは? 3)OEMのデメリットは? 4)化粧品開発展に参加するメリット ◆化粧品展2018から読み解く美容室・サロンのトレンド 1)ジュースクレンズに注目 2)アイケアに注目 ◆化粧品展2018から読み解く美容室・サロンの今後 1)美容室・サロンの店販の『現状』 2)美容室・サロンの店販の『未来』 |
化粧品展2018の特徴・参加のメリットは?
今回の美容業界のイベントで、他のイベントと一番違う点は何といってもOEMの業者が多く参加していること!
1)OEMとは?
OEMについて簡単に説明します。
OEMとは・・・
Original
Equipment
Manufacturer
の頭文字をとったもので(覚えなくてOKですよ^^)美容室やサロンに合わせたオリジナル商品を作ることを指します。
2)OEMのメリットは?
現在、美容室・サロンは年々増え続けています。
最先端の技術、流行の素材、希少な材料など、どれだけ良い商品を揃えてもライバルサロンとの違いが分かり辛いと店販の売上を伸ばすことは難しくなってきています。
昔は美容室やサロンといった専門店でしか購入できなかった商品も、現在はドラッグストアなどで安く簡単に手に入れることができます。
使い方もインターネットで調べればすぐに出てくる時代です。
あなたの経営する美容室やサロンが持つ独自の技術を織り込み、あなたのお客様の持つ願望が叶い、悩みが解消されるようなオリジナルの商品を扱うことでライバル店との差別化になります。
3)OEMのデメリットは?
オリジナルの商品を開発しよう!というわけですからもちろん簡単な話ではありません。
オリジナル商品のコンセプトやマーケティングの方法など考えなくてはいけないことが山ほどあります。
そして、少数ロットで注文した場合は割高となりますので、利益率は下がります。
大規模な美容室・サロンであれば大量発注も可能ですが、個人経営規模の美容室・サロンでは利益率の面で不利になります。
4)化粧品開発展に参加するメリット
小ロットの注文は割高と先述しましたが、ちょっと昔であれば小ロットの注文自体ができませんでした。
つまり、個人経営規模の美容室・サロンは大量に商品を抱えるというリスクなしではオリジナル商品を作ることさえできないという状況でした。
それに比べると今は美容室・サロンの店販をサポートしてきた経験を多く持つOEM業者が、あなたの経営する美容室・サロンのオリジナル商品を開発するためのコンセプトやマーケティングから一緒に考えてくれます。
そんな頼りになる業者がたくさん出展しているのがこの化粧品開発展です。
なんと世界30ヶ国から703社も出展!
これだけいればあなたの経営する美容室・サロンにピッタリの商品を開発してくれる業者がきっと見つかるはずです。
こんなチャンスはあまりないのでもし気になっているのであれば是非参加してみてください。
化粧品展2018から読み解く美容室・サロンのトレンド
化粧品展2018では、全く新しい前衛的な商品というのはあまり見かけませんでした。
それよりも、悩み解消型の商材が目立っているように感じました。
ただし『○○が解消できる!』というコピーではなく、『健康的に○○が解消できる!』というコピーが多かったので、健康美容の需要がさらに高まっているようでした。
それもそのはず!
2年後の2020年にはなんと日本国内の全女性の半数以上が50歳を超えることが分かっています。
美容室・サロンのメイン層である20~40代の女性が年々減ってくる高齢化現象が起きてくるわけですから、美しくなるだけじゃなく健康にもなりたい!という需要が高まるのは当然と言えますよね。
今後の美容室・サロンの大きなテーマとして『お客様の生涯美容とどのように付き合っていくのか?』ということが挙げられると思います。
1)ジュースクレンズに注目
特にジュースクレンズの会社にたくさんの人が集まっていました。(試飲ができるからかもしれませんが…w)
ハリウッドセレブやスーパーモデルの間で流行したことから2015年ごろから注目され始めたジュースクレンズ。
しかし今は海外の商品よりも『安心・安全』な日本発ブランドが人気みたいです。
商品として販売するだけでなく、施術後にお客様に無料で出すサロンも増えてきています。
美容室やサロンを利用するお客様に『特別な体験』をしてほしいと、ジュースクレンズで付加価値を付けて満足度を高めているわけです。
これはマーケティング的には非常に有効です。
施術そのものはライバルサロンと大きな差をつけることは難しいですが、付加価値の部分であれば大きな差をつけることが可能です。
分かりやすくホテルを例に挙げますが、同じエリアに同じ広さの部屋があったとします。
場所・広さが同じにも関わらず宿泊料に2倍も差がつく場合もあります。
それは、キレイだったり、接客が良かったりの付加価値の差があるからです。
こうした付加価値に差をつけることで、価格を下げずに顧客満足度を上げたり、ライバルサロンとの差別化に大きな効果を発揮します。
あなたの経営する美容室・サロンでも試されてみてはいかがでしょうか?
2)アイケアに注目
次に私が今後流行りそうだ!と予想したのはアイケアです。
つまり『目の疲れを癒す』効果を生み出すメニューや商品に人気が集まると思います。
化粧品展2018に参加してみて『健康美容』の需要がさらに高まってきていることが分かりました。
『睡眠は美と健康のもと』とも言われていますし、スマホが普及した現代はブルーライトによって眼精疲労や熟睡できないという悩みが増えてきています。
みんな目に疲れを感じているんですよね。
ここ数年で眼鏡屋は異常に増えましたし、熟睡できるヘッドスパ専門店も人気があります。
ということで、眼精疲労・不眠を改善する効果のある『ヘッドスパ・マッサージ』『サプリ』『リフレッシュエステ』『アロマ』などが人気になるのではないでしょうか。
化粧品展2018から読み解く美容室・サロンの今後
特定の商品を紹介するのは避けますが出展社全体を見て感じたことや、そこから読み解く今後の美容室・サロン経営の今後を予測してみたいと思います。
あなたの美容室・サロン経営のヒントに少しでもしていただければ幸いです。
この化粧品店ですが、「年に2回開催してほしい」という多くの要望を受けて2017年7月の開催に加えて、2018年1月にも開催が決まったようです。
開催回数の増加リクエストがあるほど盛況している理由は、やはり店販に力を入れる美容室・サロンが増えてきたためでしょう。
1)美容室・サロンの店販の『現状』
去年この化粧品展2017に参加した時は「雑貨店のバイヤーのお客様が多いですよ」とイベントの運営が言ってまして、現に私自身も「あまりサロン経営者っぽい人いないなぁ」と感じました。
しかし今回の化粧品展2018はサロン経営者っぽい人達を多く見かけましたし、何社かの出展社に尋ねても「サロン関係の人が多い」と言ってました。
ただ現状は美容室・サロンの店販はまだまだ発展途上だと思います。
店販の売上比率は全体の10%ほどという美容室が多いのではないでしょうか?
その理由としては、「ヘアケア商品やシャンプーなどはドラッグストアで買うのが当たり前!」というお客様の意識にあります。
しかし、今は『モノを買う』時代ではなく、『コトを買う』時代です。
『安くモノを買う』よりも『少し高くても経験を買いたい』というお客様も増えてきています。
この変化を上手く利用して
✓スタイルや施術の効果が長持ちする
✓髪の毛の悩みが解消される
✓美容室で受けた特別な感覚が自宅でも味わえる
などの経験を美容師がお客様にしっかりと伝えることができれば「ドラッグストアでシャンプー買うのはダメ!ちゃんと美容室で買う!」といった形に意識を変えることができるようになるはずです。
今後もっともっと伸びる可能性を秘めています。
2)美容室・サロンの店販の『未来』
ただ、店販の場合は在庫を抱えるというリスクがあります。
そして、単価も低いためたくさん売らないとなかなか利益が出にくいのが現実です。
そんな状況を打破できるのではないか?と私が個人的に注目しているのが『ギフト化』です。
今は『モノ需要』よりも『コト需要』が増えていると先述しましたが、もっと進んだ『ヒト需要』というものをあります。
モノ需要 = 物を買う
コト需要 = 体験を買う
ヒト需要 = 人との繋がりを買う
といった具合でコミュニケーションを買う時代に変化してきています。
インスタグラムのフォロワーやいいねを買う人がいるくらいですし、繋がりを求めている人が増えてますよね。
そこを上手く活用して美容室やサロンでの店販をギフトに特化させます。
✓「〇〇したい人にプレゼントすると喜ばれますよ」と宣伝する
✓綺麗にラッピングしてプレゼント用を演出する
などの工夫して、購入した後に起こる『素敵なコミュニケーション』を想像していただきましょう。
あなたの美容室・サロンの商品をプレゼントにしてもらうことは、自然な口コミを生みます。
ただ、既存のお客様に商品を買ってご満足いただくだけでなく、ヒトとの繋がりを作ってもらうようにします。
そうすることで商品が売れた利益にプラスして、さらなる利益を生み出すことができるようになります。
実際にギフト市場が伸びてきていることが分かる調査結果を紹介します。
スマートフォンやSNSの普及によって、お客様同士のコミュニケーションが増えてきています。
お中元・お歳暮などの季節のギフトが家族中心にカジュアルに贈りあったり、SNS上でソーシャルギフトとして贈ったり、もらった側はSNS映えとしてアップしたりするなど、ギフト消費が多種多様になってきています。
2016年のお客様同士で行われた国内ギフト市場規模は推計6兆280億円もあります。
エステ業界の市場規模が現在3兆円ほどと言われていますので倍の規模です。
子供の成長やお祝い事などのタイミングで贈られる『ライフイベントギフト』は50%以上を占め、3兆1,500億円。
その下に季節のタイミングで贈られる『シーズンギフト』が1兆7,360億円。
そして旅行のお土産などで贈られる『カジュアルギフト』が1兆1,420億円という調査結果でした。
ちなみにギフトの機会別にみると、『誕生日プレゼント』が1兆円と最も大きくなっています。
このような大規模なギフト市場。
しかも多種多様なギフト需要があり変化していきている今。
ここに美容系ギフトが参入して成功を掴むチャンスが多く秘められていると思います。
いかがでしたでしょうか?
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あなたの美容室・サロン経営のヒントに少しでもしていただけると幸いです。
※その他のイベントはこちらの記事でご覧ください。
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