マーケティング(Marketing)とはMarket+現在進行形ingです。
まずはマーケットの定義ですが
私たちが日々使用している製品は
①製造業者(メーカーetc.)が作り
②卸売業者(問屋etc.)にわたり
③小売業者(お店etc.)を経て
④消費者(お客様)が使用します。
この4段階の流れをマーケット(市場)と言います。
※↑では形ある製品(消費財)を例に挙げましたが
・事業者が使用する産業材(生産財)
・理美容などのサービス(無形財)
それ以外にも存在しています。
近年ではお客様のニーズや国際化、少子高齢化など
様々な要因によりマーケットが急速に変化しています。
これらの変化に的確に対応し、自分のお店や商品・サービスの
存在価値を上げていく活動をマーケティングと呼びます。
さらに、マーケティング活動を細かく分けると
マクロとミクロのマーケティングというものに分類されます。
(ナンノコッチャ…)
簡単な例を挙げますと↓
(1)あなたが経済新聞を読んで社会全体の流れや変化を把握し
(2)あなたのお店に、どう影響が出るのか?どう対処するのか?
(1)がマクロマーケティングで
(2)がミクロマーケティングと呼びます。
これらのマーケティングの定義も、日々変化しています。
・アメリカマーケティング協会(AMA)
・日本マーケティング協会(JMA)
この2つ協会の
「昔の定義」
「現在の定義」
「これまでの変化の歴史」
を例に挙げて、今後どう変化していきそうなのか?の
ご参考になればと思い、簡単にご説明いたします。
まずはマーケティング定義の大枠となるアメリカですが
昔の定義はこちらです↓
「マーケティング=作って売るまでの流れである」
そして現在(2007年改訂)ではこちらです(↓)
「マーケティング=広く社会一般にとって価値がある物を
創り、伝え、提供し、交換するための活動と、
それに関わる組織・機関の働きとその過程である」
ここでの変化点は
・利害関係者に有益となるようにコミュニケーションをとる。
・お客様との関係性を重視する。
・組織的な働きとその過程のことを言う。
などで、マーケティング活動の明確化や、
双方向の満足度が重視されてきています。
では次に上記の大枠の定義に日本独特のアレンジを加えた
日本マーケティング協会(JMA)の定義はこちら(↓)
「マーケティング=企業や他の組織がグローバルな視点で
お客様とコミュニケーションを取りながら
フェアな競争を通じて行うマーケット創りの
総合的活動である」
1985年のアメリカの定義に対する不足事項として
1987年に挙げられました。
定義のポイントとしては大きく4つあります。
②グローバルな視野=社会・文化・自然活況を重視する。
③お客様=消費者・取引先・関係機関・個人・地域住民など広範に含む。
④総合的活動=リサーチ・製品・サービス・価格・PR・流通・お客様や環境との関係などに関わる活動を言う。
この定義は「需要」「競争」「社会」の3つの分野に
マーケティング活動を応用させるべきことを示しており
一貫性のある内容になっています。
さらに企業(お店)におけるマーケティングの役割も変化しました。
昔は
「企業におけるマーケティングの機能は
製造や人事など他のすべてと同等に重要である。」
現在は
「企業内の全ての機能が顧客満足に向けて活動し
マーケティングがその総合的な役割を担っている。」
いかがでしたでしょうか?
今回はマーケティングとは何か?歴史を振り返り
基礎的な部分のお話をさせていただきました。
繰り返しになりますが、
今後も、お客様のニーズや国際化、少子高齢化など
様々な要因によりマーケットが急速に変化していきます。
これらの変化に注目し、
的確に対応し、
自分のお店や商品・サービスの存在価値を上げていく活動…
すなわち「マーケティング活動」に、これからも力を入れていきましょう!
アクティブメディアでは
あなたのお店に役立つマーケティング活動の情報を
今後も配信していきます!
次回もお楽しみ♪
最後までお読みいただきありがとうございました。
※ご注意:私たちの解釈を加えてありますので原文と異なる部分が一部ございます。