性別、年齢で絞り込みアプローチする方法
今回はお客様を「性別」「年齢」で絞り込み、アプローチをかけていく方法についてお話ししていきたいと思います。
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<自己イメージに訴えかける>
心理学では「自己イメージ」という言葉があります。
自己イメージとは自分のことをどのように思っているのか、また自分がこうありたいと思っているイメージのことです。
・私は男である
・私は40代である
・私は美しい容姿をしている
・私の髪はツヤがある
・私の顔は歪んでいる
人は自分に関係のあることに対して興味を持ちます。
ターゲットを絞り込む際にはお客様に関係する自己イメージに訴えかけることが効果的です。
例えば「美容師になりたい」と思っている人はお洒落が好きで、ファッションやヘアスタイルに関心があると思います。
そんな人に「プロ野球選手になるための練習法」を勧めても反応する確率は低いはずです。
お客様に対しても「自分はこうなんだ」という自己イメージに訴えかけるアプローチが効果的と言えます。
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<キャンペーンを利用したアプローチの方法>
自己イメージに訴えかける方法としてキャンペーンを利用したアプローチ法があります。
(美容院やサロンでの例)
①「40代のからの女性の髪質を生まれたての艷やかな髪に」トリートメントキャンペーン
髪の傷みを気にしている、美しい髪にしたいと思っている人は「髪が美しく自分の姿」をイメージします。
トリートメントや、髪のケアに関するキャンペーンを行うことで、髪の傷みに悩むお客様が集まってきます。
②「働く女性の疲れた頭に休息を」スペシャルヘッドスパキャンペーン
生活が不規則だったり、仕事が忙しかったりと日頃の疲れを抱えている人は癒やしを求めています。
疲れがとれることで、「心身共に健康な自分」のイメージに訴えかけます。
(居酒屋などの飲食での例)
①30代ワインマニア限定!飲み比べクイズキャンペーン
ワインに詳しいと思っている30代の挑戦心をくすぐったキャンペーンの例です。
ワインの知識が豊富で誰にも負けるはずがないという自己イメージを持っている人。ワイン好きだけど、今の知識がどこまでのものかを試したい人もターゲットにすることができそうです。
②「大食い男」来たれ!メガ盛り完食出来たら2,000円プレゼントキャンペーン
大食いに自信がある男性に向けたキャンペーンです。
自分が得意とすること、負けるはずがないという自己イメージに訴えかけるアプローチと言えます。
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<まとめ>
このように抱いている自己イメージに訴えかけるアプローチをすることで、ターゲットとするお客様を集めることができます。
自社の持つ強みや特徴を、お客様の自己イメージと擦りあわせた販促を行っていきましょう。