「市場細分化」という言葉があります。
本当は全てのお客様に満足してもらいたいがお店の経営資源(人・物・金・技術・ノウハウ)には限界があるし、現代はお客様のニーズが多様化しているのでなかなか難しい…
そこでお客様(市場)にある基準を用いて境界線を作り、種類を分けます(細分化)。
それぞれの種類に合わせたマーケティング活動をしていこうという考え方です。
今回は、その境界線と分ける条件を紹介します。
<境界線その1>お客様の特性によって分ける!
①どこに住んでいるのか?(地理的基準)
→国、地域、都道府県、都市、市町村、地区など地理的な単位で分ける方法です。
②どんな人なのか?(人口統計的基準)
→年齢、性別、家族構成、家族のライフサイクル、所得、職業などで分ける方法です。
③どんな性格なのか?(心理的基準)
→社会階層、ライフスタイル、パーソナリティなど心理的な要因で分ける方法です。
※最近新しく採用されましたがファッション業界では多く用いられています。
<境界線その2>お客様の反応によって分ける!
①お客様がどう喜ぶか(ベネフィット基準)
→商品やサービスを利用することによって得られる利益や効用によって分ける方法です。
②どれくらい使うのか(使用率基準)
→単位時間あたり、どのくらい使用し消費するのか?を基準に大口・普通・小口と3層に分ける方法です。
③どれくらい好きか(ロイヤルティ基準)
→企業(お店)や商品のブランドに対して、どれくらいのロイヤルティ(忠誠度)を示すかによって分ける方法です。
④どんな時に求めるのか?(状況基準)
→どのような使用状況によって商品やサービスを購入するのかによって分ける方法です。
ここまでは境界線(どこで線を引くべきなのか?)の紹介ですがこれから紹介する基本的な4つの条件が整っていないと、境界線が有効に機能しません。
①測定が可能である!(測定可能性)
→規模や境界線が簡単に測定できることが必要です。
②お客様と接触できること!(到達可能性)
→実店舗やホームページ、メディアなどを通じて簡単に接触できる環境が必要です。
③お客様がたくさんいること!(一定規模)
→その市場に、きちん利益が出るほどお客様がいる必要があります。
④実行できるかどうか?(実行可能性)
→その市場に対して効果的なマーケティング活動を実行できる必要があります。
いかがでしたでしょうか?
すごく基本的な条件ですが、①~④のどれが欠けていても
せっかくの引いた境界線も上手く機能しなくなってしまいます。
境界線が引けないとターゲットが不明確になり
マーケティング活動が効果的ではなくなってしまいます。
マーケティング活動が効果的でないと…
経営自体なかなか難しくなってしまいます。
今回のまとめが何かのご参考になれば幸いです。
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次回もお楽しみ♪
最後までお読みいただきありがとうございました。