
あなたが経営する美容院では、どのように雑誌を置いてお客様に読んでもらっていますか?
この記事は、美容院がお客様に喜んでいただくためには、どのような雑誌を置き、どのように雑誌を渡すべきか?を考察。
お客様の心理から、ファッション・ヘア・女性週刊誌・グルメ・タウン情報の雑誌をまとめまで詳しく紹介。
そして、もう雑誌選びで悩まないように今後の美容院・顧客・雑誌の3つの関係性アップの方法について徹底解説します。
置いている雑誌選びによって、あなたの美容院の印象が問われることもありますし、お客様との関係性を変化することも多々あります。
あなたが自分の経営する美容院に置く雑誌選びに迷っているのであれば必ずご一読ください。
1.美容院で雑誌を読むのは何故?
2.雑誌のせいで顧客との関係を壊すことも…
3.雑誌を渡された顧客の心理は?
4.失敗しない雑誌選び3つのポイント
5.美容院がよく置く雑誌まとめ
6.雑誌選びの悩みを一発解決!今後の美容院の雑誌はどうなる?
1.美容院で雑誌を読むのは何故?
どこの美容院にも必ずと言っていいほど置かれている雑誌。
この雑誌はもちろん美容院に来店されたお客様に読んでもらうために置くわけです。
それでは、お客様はなぜ美容院で雑誌を読むのでしょうか?
その理由は主にこちら(↓)のような理由です。
・施術の待ち時間の暇をつぶすため
・雑誌や本を読むのが好きだから
・美容師との会話が面倒だから
・情報収集のため
パーマやカラーなど長い施術時間があるメニューの場合に暇つぶしになるのはもちろん。
美容師との会話が苦手な人にとって助け舟になるのが雑誌です。
一方、美容師との会話を楽しみたい人にとっては雑誌は不要なものです。
それでは、雑誌は一見客のためのもの?と思われがちですが実は違います。
『あなたの美容院が好きだから』という理由で通っている常連客でも会話自体には関心のない人もいます。
つまり、雑誌はどのようなお客様にとっても置いてあって邪魔にならない、むしろ喜ばれる可能性の方が高い重要な接客ツールであると言えます。
2.雑誌のせいで顧客との関係を壊すことも…
前章で、雑誌はお客様に喜ばれる可能性の方が高い重要な接客ツールであるとお話しました。
実際にこちら(↓)のツイートが13,000リツーイトを超えるなどで話題になりました。
先日美容院に行った時の、美容師さんの観察眼がすごかった話
※出典
カマタミワ@新刊発売中 @kamatamiwa
https://twitter.com/kamatamiwa/status/742922810176065536/photo/1
しかし、雑誌を渡されたお客様の中には「なぜ、この雑誌を私に…?」「私ってこんな風に見られてるの?」と誤解を与えてしまい、関係性を壊してしまう可能性もあります。
3.雑誌を渡された顧客の心理は?
美容院で雑誌を渡されたお客様の心理の参考として、ツイッターの反響やインターネットで見つけた意見の一部を紹介します。
おしとやかにしろという、美容師さんからの指令だったんだと思われます。
ご覧いただくとお分かりいただけと思いますが、お客様によって意見は様々。
そのお客様にピッタリの雑誌をチョイスして渡すというのは、かなり難しいように感じます。
4.失敗しない雑誌選び3つのポイント
それでは顧客との関係性を壊さない、失敗しない雑誌選びのポイントを紹介します。
4-1.年齢を事前に確認する
まず一番最初に挙げられるのがお客様の年齢です。
こちらは美容院であればカルテを見ることで簡単に確認することができます。
ファッション誌の場合は対象年齢が記載されていますので出来るだけ合わせるようにしましょう。
ただし、前章のお客様の声からも分かるように、自分の年齢に適した雑誌を持ってこられてショックを受けるお客様もいます。
年齢だけでなく、そのお客様の服装・髪色・雰囲気なども考慮するようにしましょう。
※ファッション系の雑誌でない場合であれば、既婚・未婚・職業なども併せて考慮します。
4-2.カルテに記載してもらう
初めての来店時にカルテに『普段読まれている雑誌を教えてください』『お好みの雑誌を教えてください』と直接聞いてしまいましょう。
こちらが最も確実なので、実施されている美容院も多い方法です。
4-3.数冊渡してお客様の選択してもらう
普段読まない雑誌でも美容院だから読んでみたい!というお客様も少なくありません。
この心理(↑)を初見で察するのは不可能です。
・そのお客様に適しいると思った雑誌
・↑と違うジャンルの適していると思った雑誌
・全く違うジャンルの雑誌(性別考慮)
などといった具合に、複数のジャンルの雑誌を3冊ほど渡してお客様ご自身に選んでいただくようにしましょう。
5.美容院がよく置く雑誌まとめ
それでは美容院によく置く雑誌を紹介します。
※こちらは2018年7月11日現在の情報です。
5-1.ファッション誌
まずはファッション系雑誌をターゲットの年代別の順に紹介します。
※系統はその雑誌がよく紹介しているスタイルを私が独断でジャンル化したものですのでご参考程度の受け止めてください。
※掲載モデルは、読者モデルを頻繁に掲載する雑誌もある関係で専属モデルではなく、この記事を作成した当時によく掲載されていたモデルさんになります。(敬称略)
Popteen(ポップティーン)
出典: https://www.galspop.jp/
価格 :590円
発売日 :毎月1日
ターゲット:女子高生向け
系統 :ギャル、ガーリー、カジュアル
掲載モデル:なみちょぱ、ゆらゆら、etc.
Seventeen(セブンティーン)
出典:https://adnavi.shueisha.co.jp/seventeen/index.html
価格 :650円
発売日 :毎月1日
ターゲット:女子中高生向け
系統 :ガーリー、カジュアル、カワイイ
掲載モデル:永野芽郁、広瀬すず、大友花恋、etc.
ViVi(ビビ)
出典: https://www.vivi.tv/
価格 :670円
発売日 :毎月23日
ターゲット:10代後半~20代向け
系統 :ガーリー、ギャル、大人ギャル
掲載モデル:河北麻衣子、玉城ティナ、トリンドル玲奈、etc.
non-no(ノンノ)
出典: https://nonno.hpplus.jp/
価格 :600円
発売日 :毎月20日
ターゲット:10代後半~20代向け
系統 :シンプル、ガーリー、カジュアル、フェミニン
掲載モデル:本田翼、西野七瀬、新川優愛、etc.
CanCan(キャンキャン)
出典: https://cancam.jp/
価格 :670円
発売日 :毎月23日
ターゲット:20代向け
系統 :ガーリー、フェミニン
掲載モデル:山本美月、森星、堀田茜、etc.
ar(アール)
出典: https://ar-mag.jp/
価格 :620円
発売日 :毎月12日
ターゲット:20代向け
系統 :ガーリー、フェミニン
掲載モデル:本田翼、佐藤栞里、中条あやみ、etc.
Steady.(ステディ.)
出典: https://tkj.jp/steady/
価格 :900円
発売日 :毎月7日
ターゲット:20代の働く女性向け
系統 :オフィスカジュアル、フェミニン
掲載モデル:優木まおみ、加藤夏希、etc.
sweet(スウィート)
出典: https://tkj.jp/sweet/
価格 :880円
発売日 :毎月23日
ターゲット:20代後半向け
系統 :ガーリー、カジュアル、フェミニン
掲載モデル:ローラ、小嶋陽菜、中村アン、etc.
Oggi(オッジ)
出典: https://oggi.jp/info/098
価格 :750円
発売日 :毎月25日
ターゲット:20代後半~30代
系統 :オフィスカジュアル、大人カジュアル
掲載モデル:香川沙耶、etc.
andGIRL(アンドガール)
出典: https://www.andgirl.jp/
価格 :690円
発売日 :毎月12日
ターゲット:20代後半~30代
系統 :大人フェミニン
掲載モデル:中村アン、etc.
BAILA(バイラ)
出典: https://baila.hpplus.jp/
価格 :840円
発売日 :毎月12日
ターゲット:20代後半~30代OL向け
系統 :大人カジュアル、フェミニン
掲載モデル:桐谷美玲、中村アン、大政絢、etc.
In Red(インレッド)
出典: https://tkj.jp/inred/
価格 :890円
発売日 :毎月7日
ターゲット:30代向け
系統 :大人カジュアル、大人フェミニン
掲載モデル:香川沙耶、etc.
Domani(ドマーニ)
出典: https://domani.shogakukan.co.jp/
価格 :780円
発売日 :毎月1日
ターゲット:30代~40代前半向け
系統 :コンサバ、キャリア、大人カジュアル
掲載モデル:蛯原友里、小泉里子、etc.
Marisol(マリソル)
出典: https://marisol.hpplus.jp/
価格 :960円
発売日 :毎月7日
ターゲット:30代後半~40代向け
系統 :大人カジュアル、大人フェミニン
掲載モデル:知花くらら、佐田真由美、BLENDA、etc.
GLOW(グロー)
出典: https://tkj.jp/glow/
価格 :920円
発売日 :毎月28日
ターゲット:40代向け
系統 :大人カジュアル、大人フェミニン
掲載モデル:伊東美咲、etc.
STORY(ストーリィ)
出典: https://storyweb.jp/
価格 :820円
発売日 :毎月1日
ターゲット:40代向け
系統 :大人カジュアル、コンサバ
掲載モデル:稲澤朋子、高垣麗子、芳川あずさ、etc.
eclat(エクラ)
出典: https://eclat.hpplus.jp/
価格 :940円
発売日 :毎月1日
ターゲット:40代後半~50代のマダム向け
系統 :大人カジュアル、大人フェミニン
掲載モデル:黒田知永子、富岡佳子、etc.
HERS(ハーズ)
出典: https://hers-web.jp/
価格 :920円
発売日 :毎月12日
ターゲット:40代後半~50代のマダム向け
系統 :大人カジュアル、大人マニッシュ
掲載モデル:前田典子、利根川利香子、etc.
5-2.女性週刊誌
女性自身
出典:https://www.kobunsha.com/shelf/magazine/current?seriesid=101001
価格 :400円
発売日 :毎週火曜日
女性セブン
出典:https://josei7.com/
価格 :450円
発売日 :毎週木曜日
FRIDAY(フライデー)
出典:https://friday.kodansha.ne.jp/book-list
価格 :460円
発売日 :毎週金曜日
週刊女性
出典:https://www.shufu.co.jp/magazine/woman/keitai/
価格 :410円
発売日 :毎週火曜日
週刊文春
出典:https://shukan.bunshun.jp/
価格 :420円
発売日 :毎週木曜日
5-3.ヘア雑誌・スタイルブック
ヘアスタイルの雑誌は不定期や特別に発行されるものがほとんどです。
こちらでは不定期のものもありますが、何度か発行されている定番の雑誌を紹介します。
カジカジH(カジカジヘア)
出典:https://www.kotsu-times.jp/mooks/czczhair59
価格:780円
発行:年2回
Myベストヘア(Sweet)
出典:https://tkj.jp/book/?cd=12917901&path=&s1=
価格:880円
発行:不定期
CYAN HAIR STYLE BOOK(シアンヘアスタイルブック)
出典:https://cyanmag.jp/
価格:980円
発行:不定期
5-4.グルメ雑誌
グルメ系の雑誌は地域色の強いものがほとんどです。
こちらでは東京の雑誌を紹介します。
dancyu(ダンチュウ)
出典:https://www.president.co.jp/dan/
価格 :880円
発行日:毎月6日
東京カレンダー
出典:https://tokyo-calendar.jp/
価格:800円
発行:毎月21日
5-5.エリア情報誌・旅行
エリア情報系の雑誌も地域色の強いものがほとんどです。
こちらでは東京の雑誌を紹介します。
じゃらん
出典:https://www.jalan.net/jalan/doc/top/honsi/honsi_index.html
価格 :390円
発行日:毎月20日
東京ウォーカー
出典:https://tokyo.walkerplus.com/
価格 :580円
発行日:毎月20日
Hanako(ハナコ)
出典:https://magazineworld.jp/hanako/
価格 :680円
発行日:毎月第2・第4木曜
OZmagazine (オズマガジン)
出典:https://www.ozmall.co.jp/ozmagazine/
価格 :640円
発行日:毎月12日
おとなの週末
出典:https://otonano-shumatsu.com/
価格:700円
発行:毎月15日
& Premium(アンドプレミアム)
出典:https://magazineworld.jp/premium/
価格 :820円
発行日:毎月20日
6.雑誌選びの悩みを一発解決!今後の美容院の雑誌はどうなる?
さて、ここまで美容院の雑誌選びに関して詳し解説してきました。
特に3.雑誌を渡されたお客様の心理は?でも紹介したように、お客様によって意見は様々。
そのお客様にピッタリの雑誌をチョイスして渡すというのは、かなり難しいです。
間違った雑誌を渡してしまうことで「なんで私にこの雑誌を…」とお客様にマイナスイメージを与えてしまう可能性もあります。
そんな悩みを解決できる!と最近美容院の間で話題なのが電子雑誌の読み放題サービスです。
電子雑誌とはアマゾンのKindleから流行したタブレットやスマホで本が読めるといったもの。
6-1.いま話題の電子雑誌
特に最近話題なのがNTTドコモが提供している電子雑誌読み放題サービスの「dマガジン」です。
渡辺直美さんのテレビCMでご存知の方も多いと思います。
サービスはシンプルです。
dマガジンのアプリをスマホかタブレットにダウンロードして、契約した美容院のWi-fiスポットに接続するとログインなど不要で雑誌読み放題サービスを利用できるといったもの。
dマガジンの公式ページはこちら(↓)
https://magazine.dmkt-sp.jp/
プロモーション動画はこちら(↓)
出典:YouTube(dマガジン体験ムービー)
6-2.個人向けと法人向けで料金とサービスが違う
個人向けのdマガジンは月額が400円なのに対し、美容院向けは月額5,000円となっています。
同時接続できるのは10台までで、接続台数を増やしたい場合は5台単位で月額+2,500円ずつという形です。
また、ラインナップも若干違います。
個人向けは最新号200誌以上に比べ、法人向けは160誌ほどとやや少なめ。
しかし、ヘアカタログなど個人向けにはない雑誌もラインナップされているそうで現在も拡充中のようです。
料金とサービスが違う理由は、個人向けは契約者一人が対象だが、法人向けは不特定多数の方が読むことを前提に出版社から許可をもらっているためだそうです。
6-3.電子雑誌読み放題サービスのメリット・デメリット
電子雑誌の読み放題にするメリットはとても多くあります。
・ムダな雑誌の出費が減る
・雑誌を買いに行く手間が省ける
・雑誌をお客様に渡す、交換する手間が省ける
・雑誌に髪の毛やゴミが挟まらないので清潔
・お客様の閲覧履歴を確認でき人気雑誌の調査ができる
一方デメリットは下記のようなものが考えられます。
・端末は精密機械なので取扱いに注意が必要
・長時間読むと目が疲れる
・高齢者には操作が難しい
dマガジンを利用する美容院の声はこちら(↓)
出典:YouTube(美容室「AFLOAT」グループを展開する株式会社エターナルの導入事例)
いかがでしたでしょうか?
あなたが経営する美容院の雑誌選びの参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。