住所で絞り込んだアプローチ方法
今回は住所を絞り込んでアプローチをかけていく方法についてお話ししていきたいと思います。
前回、人は自分の名前との関連性に関心を持つといったお話しでしたが、住んでいる住所との関連性にも名前同様、関心を持ちやすい傾向にあります。
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<住所が近いことは心理的に影響を及ぼす>
見知らぬ土地で同じ出身地の人と出会うと親近感を感じます。人は自分との共通点があることで安心感を感じる生き物です。
一方、ニュースで同じ市内のコンビニ強盗を報道していると不安を感じてしまいます。
自分の近くに強盗がうろついている可能性があり、安心感を脅かされるからです。
このように住所が近いことは人の心理に大きく影響を及ぼします。
この住所における心理的な効果を販促に取り入れることで、店舗集客のバリエーションも広がります。
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<別の理由と住所を絡める>
まずエリア分析を行い、集客アップしたい地域を決定します。店舗からの距離、地域性、住民の層などをリサーチします。
ターゲットとする地域が決まったらチラシなどを使って、販促を行っていきます。
その際「横浜市在住の方」などのようにあからさまに住所を特定してしまうと「売り込み感」が出てしまう場合がありますので注意が必要です。
ターゲットとする住所と「別の理由」を絡めることでさり気なくアプローチができます。
(美容院やサロンの例)
【店舗住所】 東京都渋谷区
【ターゲット住所】 渋谷区内
○○サロンオープン5周年!5周年を記念して、地元の皆様に日頃の感謝を込めて以下の特典をご用意させて頂きました。心よりご来店お待ちしております!
【ターゲット住所】 新宿、港区新橋
○○サロンリニューアルオープン!当店はこの2月にリニューアルオープン致しました。今回新装開店にちなんで「新」のつく地域の方限定で以下の特典をご用意いたしました。心よりご来店お待ちしております!
このように間接的に地域を訴求することで、さりげない販促にすることができます。
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<まとめ>
お客様は売り込み感を感じてしまうと警戒心を抱いてしまいます。さりげなく地域を訴求することが住所を絞り込んでアプローチしていく上でのポイントです。