美容師であるあなたはどのような名刺をお持ちですか?
そして、その名刺をどのように活用していますか?
多くの美容室では、サロンの基本情報を載せたショップカード、言わば『美容室の名刺』を作っています。
ショップカードはサロンの宣伝をしてくれるツールと認識されている方は多いでしょう。
しかし、美容師個人の名刺に関してはどうでしょうか?
名刺とは『自分の名前や身分を相手に伝えるもの』としてしか捉えていない方も少なくありません。
もったいなくも美容師個人の名刺を利用したマーケティングを見落としがちです。
美容師の名刺にちょっとした工夫を施すだけで、指名を増やし、リピート率をアップさせる、集客ツールに変身します。
それでは、美容師の名刺をどうやって集客ツールに変身させるのか?
そのヒントはデキるビジネスマン(営業マン)が持っていました。
名刺で仕事を取るプロフェッショナルが、どのような点を気を付けているのか調査し、まとめましたので是非ご一読ください。
1.ビジネスマンに学ぶ!美容師の名刺集客
2.プロフィール写真
3.保有する資格
4.美容師・美容室のキャッチコピー
5.主力(得意)メニュー
6.問合せ
7.自己プロフィール
8.検索させる
9.余白を作る
10.名刺はいつ渡すのが最適?
1.ビジネスマンに学ぶ!美容師の名刺集客
美容師が名刺で集客するために、デキるビジネスマンから学ぶ!
ビジネスマンの皆さん(特に営業マン)は仕事を取るプロ!
そんなビジネスマンが名刺で仕事をとるために気を付けていることを調査してまとめました。
美容師をはじめ、あらゆるサロンビジネスの方が参考にしていただける内容になっています。
お客様に名刺を渡して「指名を増やしたい!」「リピート率を上げたい!」とお考えであれば必ずご一読ください。
2.プロフィール写真
美容師の名刺には写真を入れるようにしましょう。
写真が入っていることで、名刺を渡した「お客様に覚えてもらいやすい」、「思い出してもらいやすい」、そして「捨てられにくい」、という効果が得られます。
さらに、人間の顔というのは視線を集める効果もあります。
人間は相手の目を見て、感情を読み取ろうとする傾向があるためです。
つまり、名刺にあなたの写真を入れるだけで、お客様は写真のあなたと視線が合い、その情報があたかも自分と深い関係があるかのように思えるというわけです。
こちらは有名なマーケティング手法でベビーフェイス効果と呼ばれるものです。
赤ちゃんの顔(丸い目・丸い顔・丸い鼻など)は、多くの丸みがあります。
赤ちゃんと視線を合わすことで、性別・年齢問わず多くの人に「癒し」の効果を与えます。
セールスにおいて緊張は最も大きな敵と言えます。
癒しや安心感を与える赤ちゃんの写真は、インターネットのバナー広告やビジネス書の表紙になるなど、あらゆるシーンで使用されています。
一方、緊張して強張った顔、薄暗い中で撮った写真、スマホなどで撮った解像度の低い写真は逆効果になってしまうことが多いです。
美容師の名刺には、笑顔の写真をプロに撮影してもらうなどして載せるようにしましょう。
下手にスタイリッシュな名刺よりも目立たせることができますよ。
3.保有する資格
美容師であるあなたと関係の深い資格(ブレイダー、ネイリストなど)を持っている時は必ず名刺に記載するようにしましょう。
お客様の信頼を得られる可能性が高まります。
もし、そのような資格がない場合は、無関係の資格(アロマ、世界遺産など)でも、お客様とのコミュニケーションのきっかけ(話のネタ)になることも多いので記載して大丈夫です。
4.美容師・美容室のキャッチコピー
あなたの美容室はどんな美容室ですか?
お客様のために「どのようなことにこだわり」「どのような点が他のサロンと違い」「どのような点がお客様に喜ばれていますか?」など、名刺の読み手であるお客様のメリットになるコピーを記載するようにしましょう。
店名よりもキャッチコピーの方が記憶に残ることも多くあります。
そして、名刺を受け取ったお客様が家族・友人・知人にあなたのことを紹介する時も、キャッチコピーがあることで紹介しやすくなります。
名刺で紹介を増やす方法はこちら(↓)の過去の記事で詳しくお話しています。
美容室の集客法10選 > 名刺で口コミを増やす!
5.主力(得意)メニュー
あなたの美容室の主力メニューや、美容師としての得意なメニューを記載するようにしましょう。
こちらは前項のキャッチコピーと繋がるようになっていると、より効果的です。
6.問合せ
名刺をもらったお客様に、してほしい行動を明記しておきましょう。
あなたがしてほしい行動とはズバリ「来店」ですよね。
そのためにはネット予約システムを完備して「こちらから指名予約ができますよ」とネット予約フォームへ誘導するようにしましょう。
今はQRコードは簡単に作ることができますし、ほぼ100%のお客様がQRコードを読み込むことができるようになっています。
>私たちが提供するネット予約システム「サニポ」の商品ページはこちら
※無料でQRコードの作る方法はこちらの記事をご覧ください。
>サロンで予約システムを活用しチラシの集客効率をアップさせる方法
7.自己プロフィール
お客様と仲良くなるにはまず自分を知ってもらわないといけません。
前項で記載した美容師としてのスキル(資格・得意メニュー)以外に、プライベートなこと(趣味・特技・休日の過ごし方など)も少しだけ書くようにしましょう。
適度な自己開示はお客様を安心させることに繋がりますし、コミュニケーションのきっかけ(話のネタ)にもなります。
8.美容室を検索させる
本項は少しだけインターネット集客の専門的なお話になります。
美容師の名刺には、美容室の住所、電話番号、営業時間、定休日などの情報を掲載すると思います。
その時に美容室のホームページのURLを記載することが多いですが、これだけではもったいないです。
(例1)ホームページ…https://~~
こちら(↑)のURLの英字を一つ一つ入力してホームページに来てくれるお客様というのは非常に少ないです。
ほぼ0人だと言えますので、こちらですと名刺に記載する必要はありません。
(例2)ホームページ…「〇〇〇(←サロン名)」で検索
こちら(↑)のように、サロン名を直接検索してもらうよう記載された名刺も多く見かけます。
悪くはないですが、これでもまだもったいない状態と言えます。
(例3)ホームページ…「青山 サロン 〇〇〇(←サロン名)」で検索
こちら(↑)のような形で、名刺に記載するのが理想的です。
その理由は、SEO対策になるからです。
インターネット上で、美容室を探しているお客様のほとんどは「地域名」+「業種名 or メニュー名」というキーワードを入力して検索します。このキーワードで検索された時に上位に表示されるようにする。この活動こそが美容室のインターネット集客では重要です。
美容師の名刺に記載された「地域名」+「業種名 or メニュー名」+「サロン名」のキーワードをお客様にどんどん検索してもらうようにしましょう。
そうすることによって、少しずつですがあなたの美容室が検索の上位に表示されるようになります。
※SEO対策について、さらに詳しく知りたい方はこちら(↓)の記事をご覧ください。
>美容室・サロンのブログ集客
9.余白を作る
美容師の名刺で「お客様に覚えてもらいやすい」、「思い出してもらいやすい」、「捨てられにくい」、という効果を得るには写真が効果的であると前項で紹介しました。
さらに、効果を高めるためには名刺に手書きにメッセージを添えておくことです。
これだけでお客様にとって「自分にだけの特別な名刺」という印象を与えることができます。
メッセージは短いもので構いませんが、できればお客様のお名前を書いてあると、より効果は高まります。
(例)〇〇様、本日はありがとうございます。髪の相談ならお任せください。
こうした手書きのメッセージが書けるように、美容師の名刺にはあらかじめ余白を作っておくようにしましょう。
10.名刺はいつ渡すのが最適?
いかがでしたでしょうか?
美容師が名刺で集客するために大切なポイントを紹介しました。
最後にもう一つ重要なポイントを紹介します。
今回のポイントを押さえていただき完成した、あなたの名刺は施術の前にお客様に渡すようにしましょう。
施術を始める前の名乗るタイミングで一度名刺を渡して、確実に名前を憶えてもらうようにします。
「名前を口頭で名乗る」+「名刺を読んでもらう」=印象深くなる
名刺に書いてある情報から会話が弾む可能性も高くなります。
コミュニケーションをとればとるほど美容師とお客様の距離が縮まり、より強く印象に残るので、次回の指名やリピート率アップに大きな効果を発揮します。
美容師の名刺は、施術前に渡すことによってコミュニケーションの入り口になる便利なツールです。
是非あなたのサロンでも取り入れていただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。